世界iCoC6th『窮猿投林而して過ぐ』SPLL:E108425 ver1.0
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運命というものは荒れ狂う海原のように強大で、高校生であったあなたたちは、それに押し流されることしかできなかった。 すべてを知ろうなどとするのは結局のところ理想でしかなく、曖昧で靄がかかった現実こそが、あなたたちのすみかだった。 あなたたちはどれほど時が経っても、決して忘れることはできない。 これは、未熟な猿たちの世界の話だ。 クトゥルフ神話TRPGシナリオ 『窮猿投林而して過ぐ』 written by 清水
❏ シナリオ概要 ❏
担当モチーフ：猿の手 プレイ人数：4人固定 舞台形式：現代日本・夏 / クローズド 推奨技能：《目星》《聞き耳》《図書館》 推定時間：ボイセで7時間～RP次第 構成要素：神話生物・呪文の独自解釈と改変、創作 / ホラー描写 / NPCとの交流 / ホラー描写 / 実在の呪術やオカルト / 後味の悪い結末 / 軽度の確定後遺症 ロスト率：低 ※本作はシナリオキャンペーン企画『メチャ怖高校七不思議』の第五話です※
❏ 事前情報 ❏
✦共通HO PCたちは七小布（ななさふ）高校に通う同じ学年（1〜3年）の仲良し4人組の生徒だ。 ✦公開NPC 榊枝 翔偉（さかえ しょうい） 男 18歳 176cm/77kg APP13 七小布（ななさふ）高校三年生。明るく社交的で饒舌。1年半ほど前から徐々に実力を表していき、瞬く間に野球部のエースとなった。今年の野球部が甲子園に出場できたのは彼の存在が大きい、と一部では噂になっている。よくモテる。
❏ あらすじ ❏
茹だるような熱が空気に染み付いている。汗ばんだ肌に服が張り付き、蝉の鳴き声は夕立の気配とともに掻き消えようとしていた。 「誰にも見つからない場所に隠してほしいんだ」 或る夏の日、野球部のエースである榊枝翔偉はあなたたちにそんなお願いを持ち掛ける。 「捨てるのも、なんか怖いだろ」 ガムテープで幾重にも封をされた桐の箱は、ひどくいびつで、そして不気味だった。 「――だから、頼むよ」 運命というものは荒れ狂う海原のように強大で、高校生であったあなたたちは、それに押し流されることしかできなかった。すべてを知ろうなどとするのは結局のところ理想でしかなく、曖昧で靄がかかった現実こそが、あなたたちのすみかだった。 あなたたちはどれほど時が経っても、決して忘れることはできない。 これは、未熟な猿たちの世界の話だ。
❏ ご案内 ❏
略称は「猿すぐ」。 『メチャ高校七不思議』第五話のシナリオです。シナリオの後味が悪く、KPの裁量に依存する場面があるのでKP側の難易度が高めかもしれません。反面PL側の難易度はそこまで高くないと思います。 シナリオを回す際、「これPLの地雷に触れるかも」といった内容があった場合はうまい具合に対処してください。 メチャコワ高校七不思議HP：https://mainann.wixsite.com/metyacowa7
❏ こんな人におすすめ！ ❏
●『猿の手』が好き！ ●高校生探索者を使いたい！ ●七不思議を体験したい！ ●『人間』を味わいたい！ ●嫌な気持ちになりたい！ ●野球部のNPCと沢山絡みたい！ ●清水のシナリオが好き！
❏ ファイル内容 ❏
・シナリオ本文（pdf、txt/58,617文字） ・トレーラー画像（png/4枚） セッション使用可 ・NPC画像（png/4枚） セッション使用可 ・MAP画像（png/7枚） HPにあるものと同じです ・制服画像（png/1枚） 同上 （セッション以外で使用するのはお控えください）
❏ 更新履歴 ❏
2022/8/1 - シナリオ公開
❏ 権利表記 ❏
本シナリオは、「青柳昌行」「株式会社アークライト」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 本シナリオの内容はフィクションであり、登場人物、団体、地名と実在する人物、団体、地名とは一切関係がありません。また特定の地域、宗教、職業などを擁護、あるいは非難する目的で書かれたものではありません。 本シナリオのコピー譲渡・転売、自作発言、二次配布・転用は全面的に禁止とさせて頂きます。 (C) 青柳昌行 / 株式会社アークライト / 株式会社KADOKAWA Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」